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[隠された痛み]

中学時代のエピソードを突然思い出した。
そして、その体験を今日まで隠蔽し続けてきたことに驚いた。
よほど思い出したくない強い痛みだったのだと思う。

私は吹奏楽部でトランペットを吹いていた。
部員の誰よりも演奏が上手かった。
誰よりも秀でていた。
二年生も後半になり、部長が交代する時期が来て、投票が行われた。
私は自分が選出されるだろうと思っていた。
なにしろ音楽的に誰よりも優れているのだから、、、、

しかし、私は部長にはなれなかった。
いや、それどころか私に投票した人は一人もいなかったのだ。
私は一票も獲得することが出来なかった。
一票もだ。
40名ほどいた部員の誰一人、私のことを部長に適しているとは考えなかったのだ。
なぜだ、、、、
私はひどく落胆した。
そして、私は何かを失った。

しかしそれを顔には出すようなことは、強く抑えられた。
自分が部長になりたがっていたこと、そして誰一人私を支持する人がいなかったこと、そして落胆していること、そんなことが誰かに覚られることは、更に屈辱感を増長するだろう、そう思ったのだと思う。
それ以来、その体験は無意識の深い所に隠蔽された。

そして今日、突然、美枝子と談話している時に、そのことに思い至り、その時の痛みを今、強く思い出している。
このエピソードが自分の人生の様々な局面で大きく影響を与えていることに、いろいろ思い当たる。
そして今、その痛みをもう一度味わっている。
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by wtwong | 2014-07-18 11:06 | essay