「ほっ」と。キャンペーン

<   2016年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

<社会意識のめざめ> ウォン・ウィンツァン
f0236202_2141589.jpg

 私はFBやツイッターで様々なジャンルの話題を取り上げていますが、当然その中に社会問題も入ってきます。
日本の問題だけでなく、世界で起きている様々な問題も取り上げています。
とりわけ日本で生まれ育った者としては、日本のことに一番関心があります。

 2011年3月11日の震災と、それに続く原発事故は、私の社会意識を根本的に変えました。
それまでも障碍者の問題や、地雷犠牲者の問題などにも取り組んできましたが、でも、それは自分自身の日常に危機感があったわけではありませんでした。
そんな悠長な社会意識しかなかった私にとって3・11は衝撃でした。
原発事故は、もしかしたら東京もヤバイかもしれないという危機感がありました。
つまり原発事故の被害者になる可能性があるという、まさに当事者意識をいきなり目覚めさせられたのです。

 原発事故をキッカケにツイッターやフェイスブックなどから情報を盛んに集めるようになり、それをシェアをし続けました。
今ではさほど苦労せずとも色々情報が入ってくるようになりましたし、シェアをすることはごく自然なこととしてやっています。
それらの情報をシェアするのは、正しい情報を他の人と共有することがとても大切だと考えるからです。
個人レベルでも情報を発信することが、今の時代に重要なことだと認識するからです。
一般の報道はかなり偏りがあると言われています。
何しろ報道自由度ランキング72位ですから、、、
私たち個人がメディアになって、信憑性のある情報を共有し合うことはとても重要だと考えます。

 とは言え、個人レベルの情報のシェアが、一体どれだけの広がりがあるかと言えば、はなはだ心もとないものがあります。
FBやツイッターにも限界がありますし、何より情報というものは入手しようとしない限り、届きません。
自ら情報をゲットしようとしない限り、情報に何の意味もないのです。
個人レベルの社会意識の目覚めというものが、どうしても必要です。

 「外国籍のくせに日本のことに口出すな」とネトウヨに言われていますが、私のFBFでそんなことを言う方はいらっしゃらないので、FBFの良識は素晴らしいなと思います。
私は日本の問題に限らず、世界の問題に関心があります。
関心を持つ話題なり情報は、国内外に限らずシェアしたいと考えています。

 それでも私が日本人ではないことで、私から触れないよう気を使うような話題もあります。
明確な線引があるわけではないのですが、例えば慰安婦の問題などは触れたいと思っていない自分がいます。
私が日本国籍だったら、歴史認識の問題として触れていくと思うのですが、、、、

 やはり外国人であることで、触れないようにしようとする自己規制があることは確かです。
私はフリーランスですが、それでも自己規制が働く、保身が働くのです。
ましてや企業や業界など、何らかの組織やコミュニティーに属している人が社会問題、政治問題に対して積極的な発言ができないのは、仕方がないことなのかもしれません。
逆に、其のような状況にも関わらず、果敢に発言をしている人は本当に勇気があると尊敬します。

 日本では社会問題や政治問題に積極的になることに寛容でない雰囲気は強くあるように思います。
それが国民性の問題なのか、教育の問題なのか、いろいろあるとは思います。
それに私たちの日常は、別にニュースなど知らなくても平穏だし、他人事ですよね。
私たちは放射能汚染地域に住んでいるわけじゃないし、沖縄や水俣や広島長崎に住んでいるわけでもない。
当事者意識を持つことはなかなか難しいことです。

 社会システムやインフラは高度に発達し、複雑になっています。
水道の蛇口をひねれば水は出てきますが、その向こうがどのようになっているか、殆どの人は知りません。
スイッチを押せば電気がつきますが、その電気の由来が原発なのか火力なのか水力なのか、誰も知りません。
日々使っているお金がどのような仕組みなのか理解できません。
銀行に預けたお金が、戦争や武器、原発に使われていることも知りません。
社会システムは巧妙に誰も当事者であることを知覚されないように出来ています。

 そんな中でどうやって社会意識や政治意識が育つでしょう。
難しいテーマです。
それこそ直接的な問題が自らの上に起きて、当事者にならない限り、社会意識の目覚めというのは期待できないのではと思ったりもします。

 幸福度ランキングがいつも上位になる北欧などでは、子供の頃から民主主義というものを勉強します。
ドイツでは戦争責任を徹底的に検証し、反省を重ねています。
日本はそのどちらもやっていません。
国を自分の都合よく運営したい為政者にとって、国民が社会意識に目覚めることは都合の悪いことかもしれません。
なので、積極的に民主主義教育を取り入れようとはしません。

 さて、日本はいつになったら、北欧並みの民主主義国家に成長するのでしょう。
今のところ先が見えないのが現状です。
投票率などを見ると、まだまだと言うしかありません。
日本という国がどのようなプロセスで、自立した民主国家に成長するのか、シナリオはなかなか見えてきません。

 もちろん、少しずつではありますが、若い人たちのに社会意識を持つ人が増えていると感じています。
ゆっくりですが民度は上がっています。
残念ながら、それはごく一部というしかありませんが、それでも変化の兆候はあります。
まあ、長期戦の構えで、根気よくシェアを重ねるしかないのだと思います。
心折れることもありますが、、、、
それでも自分のやれることを、気負わず、急がず、やり続けるしかないのかな、、、
そんなことを、ネトウヨ君からのメッセージを読んでから、つらつら考えていたクリスマスでした。

2016-12-25
[PR]
<別れと、再会、、>ウォン・ウィンツァン
f0236202_229228.jpg

 ある時、FBのタイムラインを見ていたら、かつて別れた友人が他のFBFにコメントしているのを発見した。
その人は私を怒っていたので、ブロックされても仕方がないと思っていた。
でもそうじゃなかった。
そのことを知って、どこかホッとしている自分がいる。

 私は今までに、いったい何人と別れてきたろう。
随分と多くの人と別れてきた。
色々理由があったと思う。
怒って別れることもあり、怒られて別れたこともある。
相手を傷つけるような酷いことをしたのだから、別れられても仕方がない。
若さ故の人格の歪や未熟が原因だったとしても、傷つけたことを正当化は出来ない。
そして、相手から別れた場合だけでなく、私から別れた場合でも、どこか痛みとして、記憶の片隅に残っている。

 振り返ると、なんと沢山の出会いに支えられて来たことだろう。
今、自分がこうして生かされているのは、他ならない、様々な出会いに支えられているからだ。
なんのケレン味もなく、私はそう言える。
ほんとうに感謝が自然に湧いてくる。

 出会いがあれば、必ず別れもあるのだろう。
別れねばならない時は必ず来る。
そしてまたいつか再会する時が来るかもしれない。
縁起という「流れ」があれば、、、
もし再会することがあるなら、心から謝罪したいと思う。

 さて、残りの人生で、今まで別れてきた一体何人と再会することが出来るだろう。
そして、その人達に感謝と謝罪を伝えることが出来るだろうか。
まあ、それも全て「流れ」なのだろう。
その時が来れば、きっと再会することが出来るだろうし、、、
でも、再会の時が来なかったら、その痛みも受け入れようと思う。
痛みを受け入れ、それを最期まで引き受けることが、私が自らの生き方に責任を取るということだから、、、

2016-12-22
[PR]
f0236202_3295267.jpg

 さて〜12月4日の「光を世界へ」コンサート、無事終了しました。今の心境はと問われれば「ホッとしている」です。

 12月4日のイベントは、さとわミュージックの企画としては一番大きな類でした。嘗て10年以上も前に2〜3回、大きなイベントをやっています。でも今回は、それらとはまた違う趣がありました。よく解らないのですが、イベントに対する向き合い方が全く違う、と言うか、、、、

 結果としてステージの上で繰り広げられた音楽は、とてもディープで、何より「光」に満ちていた。内田達也さん、鈴木重子さん、及川恒平さん、大塚まさじさんの四人の歌い手は勿論、急遽助っ人で参加してくれた枝元一代ちゃん、そしてTLCの皆さん、指揮の長田雄大さん、VOJAの高木美奈子さん、ギター・パーカッション・コーラスのウォン美音志君、彼らの音楽から表出されていたものは、一言で言えば「たましいの輝き」でした。そしてCD「光を世界へ」制作から今回のコンサートまで、私を支えてくれた湯川れい子さんの存在!

 打ち上げで大塚さんが言うように、それぞれみな個性的で、それぞれの音楽スタイルだけど、でも追い求めている音楽の本質というものは皆同じものでした。そしてその本質のようなものの価値を、何よりも大切に思っている歌い手たちだったのです。その掛け替えのない「ひかり」を聴いてくれている人たちに届けられた。その手応えが、今私を大きな満足感と成就感となって、満たしてくれています。

 ステージの上に上がって素晴らしいパフォーマンスをしてくれた、シンガー達、そしてそれをオフステージで頑張ってくれたステージマネージャーの中小路太志さん、音響の都甲さん、ホールスタッフ達、撮影の岩切等さん、調律の中村幸己さん、ロビーでお客様たちを対応してくれたいつものスタッフや家族達、そして何よりも数か月前から当日まで、そして本番の数日前はほとんど徹夜で下準備を重ねてきてくれた石井明子さん、そしてウォン美枝子さん。何よりも高いチケット料金を支払って、聴きに来てくれたお客様達。そして車椅子で駆けつけてくれた97歳のパパさんと、介護スタッフ達、どれだけ感謝しても感謝したり無い気がします。今の幸福感は、生涯忘れがたいものになるでしょう。本当にありがとうございました。やって良かった!!

ウォン・ウィンツァン
2016-12-06
[PR]
by wtwong | 2016-12-06 03:31 | essay