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<私にとって今回の都知事選は、、、>

<私にとって今回の都知事選は、、、>

 こんなに選挙というものに意識が向いている自分って、人生で初めてかも。学生時代、安保闘争の挫折を見ながら、政治や社会というものに失望した。それからの私のライフスタイルは、いかに脱社会、この社会や制度から逸脱して生きるということだった。音楽をしながら、政治や社会とは無縁のところに生きてきた。

 でも原発事故以降、今まで無視し続けてきたこの社会、社会のシステム、制度というものに、自分でもビックリするほど興味を持って様々な情報を手繰り寄せている。そして社会の動向に一喜一憂している自分がいる。いかに冷静を装っていても、なるべく社会問題に自己同一化しないように振舞っていても、明らかに強く影響されている自分がいる。

 安倍政権げ立ち上がってから、その傾向は強くなり、靖国参拝騒動以降は鬱々とした気分を払拭できずにいた。安倍政権のファッショぶりは確実なものになり、このまま行けば「戦争の出来る国」が出来上がる。そんなときに始まったのが今回の都知事選である。

 今回の選挙は日本の未来の命運を分けるだろうと、思うところがある。原発問題だけでなく、日本のあらゆる問題がこの選挙に集約されると思っている。日本国内だけでなくアメリカをも含めた東アジアに位置する日本という国の今後のあり方が決まる、その最初のエピソードになるような気がする。3・11以降はじまった私の社会勉強もこの選挙が、ある段階から次の段階に移行するための課題のような気がする。鬱々とした気分とは裏腹に、どこかひどく興奮している自分がいる。
by wtwong | 2014-01-19 00:57 | essay