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源兵衛の帯

この数日の間に、対極的なふたつのexhibitionを見た。
ひとつは京都、西陣織の老舗、誉田屋の10代目、源兵衛氏の帯の世界。

無形文化財とも言えるような高齢の職人たちによって、希少な古箔で織られた、それは静謐で精緻な、この世のものとも思われない織物を目の当たりにして、魂が震えるほどの感動を覚えた。

もう二度と同じものは作れない、たったひとつしかあり得ない。

西陣織の技法を現代にリメイクして、熟達のいきの最後の段階にあるような職人たちの精魂をかけて、腐食して鈍い光を放つ古箔を、命がけで縫い上げた「帯」!!

それを見るものの作品への向き合い方までも追い詰めるような鬼気迫るものがある。
いや、実際に追い詰められたのだ。

「お前はこの作品から何を受け取ったのか、、、?」と、、、、
「お前は、お前の作品に、いったい何を注いでいるんだ、、、?」と、、、、

源兵衛の帯_f0236202_0115927.jpg

by wtwong | 2014-05-02 00:11