「月夜白梅図」

「月夜白梅図」

 今日は、朝早くから、若冲展を見に行きました。展覧会の開会期日がもうすぐ終わってしまいます。混んでいるとは聞いていましたが、今日見過ごすと、今度はいつ見られるかわかりません。上野公園内、東京都美術館に着いたのは8時半頃。もうすでに長蛇の列!2時間半も並ばされてしまいました。(私達が会場を出た11時半頃に並び始めた方たちは、なんと5時間待ちと言われていました。)熱中症で救急車に運ばれた方々が多出!給水所を作ってあっても、倒れる人が結構いました。それでも若冲を見ようと、大勢の方が押し寄せてきています。若冲の人気は本当に凄いです。

 でも、実際に若冲を見始めて、ここまで人気がある理由がわかります。圧倒的にすごい絵です。一枚目の絵を見てその凄さに圧倒されました。墨の濃淡だけで、どうしてこんな鮮やかな印象なんだろう。素晴らしく大胆な構図なのに、繊細の極みのような筆致です。筆さばきの、自在でありながら、その描き方しか無い、というような、、、クリアーでありながらフォギーというか、、、、

 でも、もうあまりの人の多さに、これでは全部見れない。体力的にももう限界に近い。なので、数点だけでもいいから、とことん鑑賞しよう。沢山の絵を大雑把に見るよりは、一点でも二点でもいいから、見きってみたい。そう心に決めて出会った絵がこれでした。、、、「月夜白梅図」、、、自分の人生で絵を見て泣いたのはじめてかも知れない。
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 人はなぜ美を追い求めるのだろう?それは聖なるものを希求する原初的な情動なのだろうか?それとも美から神なるもの眼差しを感応するからだろうか?絶対的な抱擁への憧れだろうか?それとも永遠に満たされない虚無と、その怯懦からの逃走だろうか?、、、まあ、そんな理屈はどうでもよくって、美に出会った時、喜びに満たされるんだよね。美を感じることは、自分も生かされていると感じことなんだよね。若冲さん、ありがと〜〜
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by wtwong | 2016-05-19 21:30