<甦ったコマーシャル時代>

<甦ったコマーシャル時代>

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先週、テレビコマーシャルを作曲していた時代の音源が再生できず、もう二度と聞くことができなくなってしまった、などとブログに書かせていただきました。

「さようならテレビコマーシャル時代」と題して、涙の決別宣言をしたのでした。


ところがなんと、なんと!!!

断食会から帰ってきたら、その間に、息子の美音志君が三日間かけて、なんとか再生させて、記録を蘇らせてくれたのです。

どうやったのか?私にはわからないのですが、ともかくベータービデオデッキを色々操作して、デジタルデータとして再生することが出来たのです。

驚きました。

いや~~これは嬉しかったです。


私が記録してあったのは、デジタル時代になってからの音源だけで、アナログ時代の作品の音源はなかったのですが、それでも嬉しい~


昨夜一晩、なんとなく聴き続けていました。

CMだけでなく、グループのリハーサルや、ピアノソロや、ジャズトリオのリハーサルやら、何やら、、、

それらを聴きながら、懐かしいと言うよりは、あの頃の一生懸命さや、未熟さや、コマーシャル作曲に疲れている感じや、なにかいい音楽をやろうとしている直向きさや、あがいている感じが、強烈に伝わってきて、胸が痛いというか、切ない、、、、

ああ、自分は本当に音楽に魅せられて、音楽に夢を見て、そして右往左往しながらも、やはり今も夢を見続けているんだな~


機会を見て、そんな未熟な音源も、少しずつ、皆さんに聴いてもらえれば嬉しいなと思いました。


この件に関して、ビデオデッキを提供してくれた佐々木泰三さんや、貸してくれようとくださった方たちに、またご心配をおかけした皆さんに感謝と謝罪をさせていただきます。

ありがとう~ そして、お騒がせしました~

そして何よりも、再生努力をしてくれた息子に、心から感謝です。


30代の未熟でも、想いいっぱいの音源が蘇り、その音楽を聞き返すことで、改めて、まだやらねばならない夢、実現したい夢を諦めずに、残りの人生を生き抜こうと思いました。

ありがと~


2018-05-16

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<さようなら、テレビコマーシャル時代よ、、、>


残っていたCM音源

https://youtu.be/SCOz1o-Qpxk

@YouTubeさんから


 15年間分の録音し続けてきた音源が、もう再生できないことが判った。

それなりにショックだけど、失うことって、まあ、そういう事なんだと思う。


 私は20代なかばから、30代の後半まで、テレビコーマーシャルの作曲をやっていた。

月に5本ぐらい、多いときで10本ぐらい作曲していた。なので曲数としては相当な量になると思う。

当時のアーカイブはオープンリールだったりカセットテープだったりで、所謂アナログメディアだ。

それを後生大事に長い間、捨てずに残してきた。


 それらのアナログ音源を、ある時、デジタルに変換することにした。

デジタルなら経年変化による劣化が無いだろうと思った。

当時、テープが癒着したり、カビたり、色々問題が続出していた。

そしてデジタルは劣化しないと、まことしやかに喧伝されて、私もそれを信じた。


 10年分以上あるテレビコマーシャルのアナログ音源をデジタル変換し、元のアナログテープメディアは数年前、破棄した。

あの頃、CDやLP、本や器材など、かなりの勢いで断捨離ししたのだ。

その流れで、使い物にならなくなった大きなテープデッキとアナログテープも破棄した。


 今回、家の建て替えを契機に、更に断捨離をすることになった。

新しい家は、今の家より遥かに小さい。

なるべく身軽になる必要がある。

デジタルテープメディアも、今度はコンピュータに取り込み、ファイルとしてアーカイブすることにした。

IT技術の進化によってスペースをどんなにか有効に使えるようになったことだろう。


 まずベータービデオデッキを探すところから始まった。

デジタル音楽データを画像データとしてビデオデッキに記録しているのだ。

以前、ヤフオクで数万円で落札したデッキは、使い物にならなかった。


 今回はFBでベータービデオデッキを持っている方を募った。

沢山の方が気にかけてくださり、いろいろサゼッションを頂いた。

ありがたいことです。

それでも現役で可動しているベータービデオデッキをお持ちの方はほとんどいなかった。

そしたらなんと青森の友人が持っていた。

彼はシンガーソングライター、そして調律師、そして何でも出来るスーパーマンだ。

早速送ってもらって、再生を試みた。


 でも、ほとんどダメだった。

かろうじて再生された音源も、結構デジタルノイズが乗っている。

30年も経つと、かなり劣化していて、まともに再生できないのだ。

デジタルデータをアナログテープメディアに記録している。

アナログアーカイブと変わらないのだ。

映像だったら劣化してもかろうじて見ることが出来が、デジタルは、データが欠けていると、無音になる。

エラーをどんなに修正しても限界がある。

まあ、迂闊でしたね。


 曲数的に、どのぐらいあったろう?

時間にして約10時間分。

テレビコマーシャルだから30秒とか15秒、長くて60秒の作品だから、数的には相当になる。

あの当時の関係者の誰かがストックしているかもしれないけど、可能性は低い。

テレビコマーシャル時代のアーカイブはもう永遠に聴けなくなった。

空白の15年、、、、


 <さようならテレビコマーシャル時代、、、>


 辛うじて再生された数曲をyoutubeにアップしてみることにした。

ご興味のある方は聴いて見てください。


残っていたCM音源

https://youtu.be/SCOz1o-Qpxk

@YouTubeさんから


補足、、、

1990年から、私は演奏活動を始めた。

そしてコンサートのたびにDAT(デジタル・オーディオ・テープ)で録音してきた。

ハードディスクを使ったデジタルレコーディングを導入する2004年までの約15年間、コンサートをひたすらDATでレコーディングし続けた。

そのストックは約400本!!

一本の時間は60分から120分。

だが、DATはアナログテープだ。

デジタルデータをアナログテープに記録するということでは、ビデオテープと同じことだ。

これら音源も、もしかして、いや、たぶん、もう聴けないかも、、、


ウォンウィンツァン

2018-05-13(父の一周忌に、、、)


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by wtwong | 2018-05-13 06:15 | essay