<ヒーラーたちの落とし穴と、本当の役割、、、その1>
<ヒーラーたちの落とし穴と、本当の役割、、、その1>
以下の文章は、フェイスブックに何気にアップした内容なのですが、600近い「いいね」50近いコメント、やはり50近いシェアをいただきました。
この内容がこんなに関心を持ってる方が多いことに驚き、とてもうれしかった。
なのでアーカイブの意味を含め、ブログにアップしておきます。
2019年5月6日
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いわゆるヒーラーとか、セラピストとか、カウンセラーとか言う人たちは「自分がクライアントを癒す」という落とし穴に陥りやすい。
そして「人の心を扱う」という事が自分には許されている勘違いしがちだ。
吉福さんは、そのことをとっても強く戒めていた。
私たちにそのことを何度も強調していた。
そして私たちがワーク参加者の心を誘導する様なインストラクションに対して、怒りをあらわにしたものだった。
私たちはどんな人も何らかの問題を抱え、それを無意識に追いやって、そのことを見ることなく生活している。
しかしそれらの心の問題は、無意識レベルから常に日常生活や人間関係に現れて、その人を生きにくくさせている。
しかし、何らかの手がかりがあれば、その様な心の問題を、自ら解決しようと、魂レベルからの強い自己治癒エネルギーが立ち上がる。
どんな人にも、自然な自己治癒力を持っているのだ。
しかし、その治癒力が覆い隠されているのは、やはり自分の問題に直面したくないからなのだ。
自分の問題に直面するのは、やはり辛いことなのだ。
河合隼雄氏は自分の問題に直面することを「対決」とまで言っている。
そんな生きづらさを抱えている人が、ヒーラーやセラピストや、或いは私の様なあたかも包容力のある様な人のところに、引き寄せられて来る。
もちろん宗教にもそれを求める人も多い。
人は救いを求めて、すがる様な思いで彷徨っているのだ。
では、癒しが必要な人たちにセラピストたちは一体何ができるだろう。
とかく彼ら彼女たちを導こうとする。
「ああしなさい」「こうしなさい」「それはこうなのよ」
あらゆる方法で、彼らに方向ずけをし、気づきの内容を当てがおうとする。
彼らはその言葉に従いやすい。
なぜなら、そもそも依存傾向があるから。
そして自分の問題に直面せずに済むし、、、
それは果たして良いことなのだろうか?
吉福さんはそれはノーなのだと言う。
なぜなら彼らの自己治癒力を阻害して、
問題を先送りするだけで
依存対象をそのセラピストにシフトするだけに終わってしまうからだ。
私が心理学を学び始めた時、目が冷める様な思いがあった。
目の前の人が、どのような心の問題を抱えているのか分析できるようになったのだ。
どんな人も、一目瞭然のような気がしたものだ。
そして、その問題がその人にどの様に影響しているか、
まるで手に取るようにわかるようになった。
不遜にも私は、彼らに対して、ジャッジしていたのだ。
そして、こうするべき、ああするべきと、誘導しようとした。
とってもやな奴だった。
家族にも嫌われたものだ。www
(明日早いので今日はここまで、、、)
2019年4月28日