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なぜあの粗暴で下品なトランプに私は寝返ったか? ウォン・ウィンツァン

<なぜあの粗暴で下品なトランプに私は寝返ったか?>

あるピアニストの世界認識(大げさな、、、汗)

グローバリズム vs ナショナリズム


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 いや~~皆さんに色々批判されてますが、汗、、、

何を妄想しているか、ww、ちらっと、さらっと書いてみます。

(さらっとしか書けへん)


<格差問題>


 確か2001年ぐらいだったか「世界がもし100人の村だったら」って、めちゃ流行ったの覚えていますか?

世界の富は約1%の人に牛耳られているという話です。

格差問題を指摘した、とってもわかりやすいこの逸話は、またたく間にSNSを通して広がりました。

みな、この世界の最も深刻な問題が「格差」にあることをようやく認知され始めました。

では、その後、格差は解消されたでしょうか?

いや、ますます広がる一方で、それはもう施しようもない事態になっています。

(参考「21世紀の資本」トマ・ピケティー」)


<グローバリズムと金融資本>


 ではなぜ、これは改善されないのでしょうか?

それは、たぶん一言でいうと、グローバリズムと金融資本がはらむ本質的な問題が解消されないからです。

グローバリストは、安い材料を手に入れ、安い労働力で製品を作り、それを先進国で売って、その税金をその国ではなく、タックスフリーの国(タックスヘブン)に流します。


 金融資本家は、貧しい国に資本をつぎ込んで、バブルを起こさせ、その時点で資本を引き抜き、国がデフォルトするとその株を安く買取、またそれを売り飛ばす、そして国はボロボロになっちゃう。(私の知識は大したこと無いので、ちゃんと説明できない、、、)


 どの国もそれを取り締まることが出来ません。

国はバラバラなので、統一した取締が出来ない。

本来はそのために国際連邦があるのですが、有名無実、、、


<軍需エスタブ>


 中東では戦争が収まりません。

東西冷戦時代に肥大したアメリカの軍需産業は、どこかで常に戦争が起きていないと、維持できない、、、

ご存知のように湾岸戦争もイラク戦争も、ISISも、すべて諜報機関の捏造でした。

戦争で軍産エスタブはボロ儲けです。


 でも愛国心で戦いに出陣した軍人たちは、死んだり負傷したり、罪もない人々を殺したり、心も体もボロボロになりました。


<中国共産党の民衆管理システム>


 そして中国共産党の独裁強化と経済発展!!!

東西冷戦以降、共産国は軒並み潰れてしまいました。

共産とは名ばかりで、権力闘争に明け暮れ、ひどいことがたくさん起きて、経済もぼろぼろになって、国として成り立たなくなったのでしょう。

最後に残った中国は経済的に困窮したときに、方向を転換しました。

資本主義の導入です。

共産主義独裁と、資本主義というカップリングが始まりました。

世界はあざ笑いました。

民主主義のベースがない資本主義なんて成り立たない。

早晩、中国は破綻するだろう。

折しも、世界ではIT革命が起おこりました。

識者は「インターネットは世界に情報の自由をもたらす。

これで中国の独裁政権も崩壊する」と考えました。


<ITによる国民管理システム>

ところがさにあらず、ITによる個人の管理システムはものすごい威力を発揮しました。


 中国は熱心にIT技術を導入し、言論抑圧も、個々人の管理も完璧に統制できた。

世界が疲弊する中、中国は経済発展と国民の管理を完全にやれちゃったのです。

アメリカは衰退し、ついに中国が世界経済の中心になったのです。


<メディア、インターネット、選挙システムのコントロール>


 グローバリスト、金融資本家、軍需エスタブ、中国共産党資本家、これらは強い親和性を持っています。

すなわち、世界を自分らのコントロール下に置くこと。

そう、世界を支配すること、、、


 表面上、民主主義でも、情報管理しちゃえば、つまり大手メディアを手中に収め、自分たちの都合の良い情報だけを流し、不都合な情報は一切報道しない、抹殺したいに危険政治家や活動家をバッシングして、民衆の敵に仕立て上げる。


 そしてビッグテックと言われるSNSなども中国と同じように言論統制、不都合な情報を流さなければ、しかも選挙システムも自由に数字を変えられるなら、もう完璧です。

名ばかりの民主主義国家が出来上がりです。

メディアとインターネットを自分の管理下に於けば、黒を白と信じさせることなど出来ちゃうのです。


<絶望的な世界の未来>


 この流れをもう誰も止めることが出来ません。

この事態に気がついているリベラル系知識人は、何も出来ずにただ傍観し、絶望していました。

リベラル側からの改革はなんの効力も発揮しません。

どうすることも出来ない。

これからの世界は、彼らに牛耳られるのか、、、

そんな絶望感と無力感で重い空気に包まれているのが現状なのです。

もちろん気づいている人だけかもしれないけど、、、、

(参考「21世紀の歴史」「2030未来予測」ジャック・アタリ)


<頭だけの悪あがき>


 311とそれに続く原発事故以降、私なりに限られた情報を、回らない頭で考え、なんとか皆が幸福に生きていける社会を実現したい。

持続可能で、皆が幸せを富を共有できる社会システム、あるはずだ、、、、

例えば「里山資本主義」「ポスト資本主義」「下り坂をそろそろ降りる」「腐る経済」「希望の資本論」「地宝論」「べーシンクインカム入門」などなど、あるいは社会心理学系の本「なぜ社会は左と右に別れるのか」なんかも、読めたとは言えないけど、、、

なんとか今の閉塞感から抜け出る方法はないものか、、、、

 諦めて隠遁するか、、、

でも自分が死んだあと、家族たちはどうなる?

どうしていいかわからなくなっていたのが2016年頃でした。


 その頃作ったCDに「光を世界へ」があるのですが、そんな思いを込めて作ったのですが、、、、

検索して聞いてみてください。

「 光 を 世 界 へ ~ Yes All Yes ~ 」ウォン・ウィンツァン 初の作詞による平和へのメッセージ・ソング


<トリックスターの登場>


 嘘つきオバマの任期がようやく終わり、新しいアメリカ大統領選挙が始まりました。

業突く張りのクリントンの奥さん、ヒラリーが大統領になったらまた戦争が始まる。

しかし対抗馬は下品で粗暴なナショナリスト、ドナルド・トランプ!!!

差別主義者、白人至上主義、、、

ひどい選挙になる。


 その頃のナショナリズムの印象は、戦前回帰、軍部独裁、天皇崇拝、武士道精神、覇権主義と戦争、、、、

どちらが大統領になっても、もう世界は暗い、、、、


 トランプが大統領に当選した時、日本のリベラルは愕然としました。

リベラルとは自由、平和、多様、ケア(福祉や生活保障)など、、、

反対に右翼やネトウヨは喜びました。

世界はもうオワタな!!!


<反グローバリズム、兵士の帰還、反中共政策>


 その後、社会のこと、政治のことなどからすこしずつ遠のいていく自分がいました。

無力感が私を覆っていました。

共に社会運動や、反原発運動などで国会前にあつまった友人たちからは、脱落したように見られたかもしれない。

多分そうだと思う。

メディアから伝わってくるニュースや情報にも興味がなくなっていきました。


 それでも、何故か漏れ伝わってくる情報もあるのが不思議です。

311以降、情報源を様々開拓したものが残っていたのですね。

そこからトランプの情報もすこしづつ伝わってきました。

その一つが、世界に派遣している米軍の引き上げがはじまったこと。

歴代の大統領の中で、唯一アメリカから戦争を始めることをしなかった。

もちろん反論も知っていますが、でも何よりも兵士たちが喜んでいる。


 ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争など、愛国心のために戦ってきた。

アメリカを守るという大義のために戦った。

そして罪もない人々を殺し、自らも傷つき、友人たちも失って、身も心もズタズタになった。

自分たちは疲弊し、アメリカも衰退し、軍需産業のトップたちは思い切り私腹を肥やした。

兵士たちは、自分たちの愛国心が、軍需エスタブに利用され、騙されていたことに気づく。

そして、強い怒り、憤りを抱えていたのです。


トランプは言います。

「兵士たちよ、家に帰る時が来た」

トランプは、アメリカの軍人たちから絶大な感謝を勝ち取ったのです。


 もう一つ、私にとってトランプが「おお、やるじゃん」と思ったことは反中共政策、そして民主化運動家たち支持と擁護をしていること。

3/4、大陸の血が流れている私にとって、これは本当に嬉しいことです。

大陸の民主化は、私達の願いです。


 そしてもう一つ、トランプは反グローバリズムも推し進め始めました。

トランプは言います「われわれは、もはやグローバリズムという間違った考え方に、この国と人々を明け渡すことはない」


<メディアによる洗脳>


 そして、しばらくトランプをウォッチングしていると、彼の性格がメディアで流布されている差別主義者、白人至上主義者というレッテルは、全く違うことに気づきました。

逆にいかにメディアが印象操作を、この4年間もし続け、大衆にどれほど洗脳しているか、メディアの恐ろしさを浮き彫りにしました。


 土地成金のトランプは、自分を政治家ではないといいます。

彼は金融関係、軍需関係から無縁でした。

なので自由に政策を打ち出すことが出来た。

とはいえホワイトハウスや官僚トップにはトランプの足を引っ張る勢力は、いくらでもいるわけですが、、、


<金融資本やグローバリズムをのりこえる唯一の方法は国を取り戻すこと>


 私もようやく気づき始めました。

「あ、そういうことか!!」

今のアメリカはグローバリズム、金融、戦争で疲弊しきっている。

そこから立ち直る。

それはグローバリズムや金融資本、戦争と縁を切ること。

そして「国」という単位に戻そう。

つまり言うなれば「地産地消」経済、、、

国を愛し、平和を愛し、隣人を愛し、宗教を愛するアメリカ!!

トランプたちのナショナリズムとは、要するにそういうこと。

日本とぜんぜん違うじゃん!!!!

むしろ真逆だ。

私も目が冷めました。

そして、私はアメリカン・ナショナリストに寝返ったのです。www

国を取り戻すことこそ、グローバリズムからの脱却の方法なのです。


<アメリカ大統領選挙>(今ここ)


 そして今、アメリカ大統領選挙の真っ只中です。

今回、もしトランプが勝ったら、アメリカを牛耳ろうとしてきた「闇の勢力」つまりグローバリスト、金融資本家、軍需エスタブ、中共は一掃されて、葬り去られる。

この選挙は絶対負けるわけには行かない。

そう「闇の勢力」は危機感を持ったはずです。

選挙に勝つためには、どんなことでもするぞ!!!


 そう、闇の勢力は、世界を支配するために、どんなことでもするでしょう。

数日前、バイデンが勝ったと早まった中国の銀行家がテレビで喋ってしまいました。

「お金があれば、どんなことでも支配することが出来ます。

ひと束でだめなら、ふた束だします。

それが私の流儀です」

そして、自慢そうに、核心の政治家の名前を出してしまったのです。

かれらはお金があれば世界を支配することができると、本当にそう考えているのです。

でも愛国心を買うことは出来ない。


 以上のスタンスから、いま米国で起きていることを見ていると、どの組織や政治家、官僚が闇の勢力に汚染されているか、あまりに容易に見て取れて、笑ってしまいます。

そして、多くのリベラルなアメリカ人や日本人が、メディアが流す嘘の情報、印象操作にどれだけ洗脳されていることだろう。


<この選挙によって、何が明るみなるのか>


 さて、この大統領選挙はどちらが勝つかと言う次元をとうに超えている感じがします。

さまざまな社会の膿が浮き出ているように感じます。

トランプは「ドブさらい」と言っています。

そして世界全体が試されている。


 トランプはほとんどすべてのメディアを敵に回しています。

なので確かな情報は入ってきません。

それでもアメリカの国民は知り始めています。

トランプを支えているのは愛国者達(ナショナリスト)と言われています。

つまり、国防総省、ペンタゴン、NSAだと言われています。(未確認)

そして、退役軍人たち、、、、

彼らは戦争のプロたちですが、とても静かです。

でも、イザというときは、どうなるかわかりません。


<アメリカン・ナショナリズムの潮流>


 先日テキサス州が、4つの州を憲法違反で、連邦裁判所に訴訟を起こしました。

しかし最高裁判所は、それを受理しませんでした。

それを受けてテキサス州は合衆国からの独立の機運が高まり始めています。

いままでトランプの戦いだったものが、民衆の戦いになり始めている。


 日々、時間単位で、すごい勢いで、アメリカが動いています。

様々な動きがあるので、情報を追うのが大変です。汗

影の勢力たちは、全力でこの選挙を戦うでしょう。

手段を選ばないはずです。

でも、それは所詮、お金の力です。


 この選挙がどうあろうとも、アメリカのナショナリズムの潮流を止めることは、もう出来ないと、私は考え始めています。

国は民意に支えられています

民意が支えて、はじめて国が成り立っています。

国の行末は、選挙集計システムではなく、民意が決めるのだと言うことを、アメリカ大統領選挙は教えてくれています。


 さて、サラッと書くつもりが、結構長くなってしまいました。

これを書いている今も、アメリカはすごい勢いで変化していることでしょう。

私は結構メンタル弱いので、投票日から今日まで、一喜一憂したり、議論に疲れたり、フェイクニュースに騙されたり、もうズタズタです。汗

これからは冷静に見ていたいのですが、やっぱり一喜一憂しちゃうかも、、、、


 そして、アメリカのナショナリズムの動きを見ながら、では日本の愛国心は、一体どこに向かっているのだろう?と、一人のピアニストは憂いちゃうのです。


ウォン・ウィンツァン

2020/12/14/1am.