<宇宙的采配>
自分の人生を振り返ると、岐路に立った時、自分の意思で選択してきた、そう思っていた。
19歳の時、音楽の道を歩むことを決意した。
そして長い暗闘の末、行き詰まってしまう。
36歳ので瞑想に出会い、霊的世界に目覚め、霊的な成長を歩む決意をする。
そして41歳、業界と決別し、美枝子さんと二人でインディーズレーベルを立ち上げる。
しかし楽ではなかった。
50歳を過ぎた頃、瞑想をやり過ぎて、体重が40kgになってしまう。
音楽も独善的になり、前に進めなくなる。
家人に大変なことも起こる。
今までのライフスタイルも進めなくなってしまう。
そして独善をやめ、人間に戻ること、生活人に戻ること、現実を受け入れること、ここにもやはり決心があった。
ようやく安定したライフスタイルを歩むようになる。
2017年に父親を見送る。
音楽的にもある到達点に辿り着いた感を得る。
2019年に新しい家が出来て、新しいライフスタイルが始まる。
いつも選択があり、決意があった。
だが今振り返ると、全ては決意すべく決意しただけだったように思う。
もちろんもっともっと岐路に立ち、迷い、選択してきた。
アメリカに行ったのも選択だし、戻ったのも選択だ。
もちろん美枝子との結婚も選択だし、実家に戻ったのも選択だった。
常に岐路に立ち、選択してきた。
そして75歳になった。
今までのプロセスは何のためにあったのだろう?
おおくを失い、おおくを学んできた。
今は、何と平穏で幸せな毎日だろう。
これからもまた、新たなライフスタイルを選択する日が来るのだろうか?
いや、来るはずだと思うが、それがどのようなものになるか、見当もつかない、、、
今、毎日、毎瞬、生きてることのリアリティーを感じている。
どんな些細なことも、それは自身の体験として受け止められる。
今、自分の人生を俯瞰し見るとルイスキャロルが言うように「選択肢はあるが、選択の自由はない」と私も思う。
いつも未知に飛び込むしかなかった。
そして人智を超えた何者かの采配に導かれてここにいる。
自分が今幸せだから、そう思うのかもしれない。
人生は何なのかと?と問うても、本当にわからない、、、
ーーーーーーーーーーーーーーー
選択肢はあるが、選択の自由はない、と考えたアリス。
ウサギの穴に入る前に立った。
彼女は、さまざまな選択肢があるにもかかわらず、今やどんな手段でも未知のものに踏み入れることを知っていた。
なぜなら、彼女は前のステップで自分自身をここに連れて来たからだ。
「私たちは交差点に近づくずっと前に選択をする」と彼女は考えた。
そして、選択のポイントに近づくとき、私たちは以前の選択によって引き起こされたものしか選択できない。
"だから仕方がないんだ。
ルイス・キャロル


