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2015年 12月 29日 ( 2 )

<夢のヒーリング>ウォンウィンツァン_f0236202_6301698.jpg

 コンサートを終えて、なんとか最終の新幹線に飛び乗ることが出来た。
年末ということもあって車内は乗客でごった返していた。
一つだけ空いていた席に美枝子を座らせ、私は通路に立った。
風邪と疲労で立っているのがやっとだったけど、風邪は美枝子のほうが重かったし、なんとなく立っていたかった。

 マスクの下でゴホゴホとやっていると、一人の女性が他の乗客をかき分けて私に近づいてきた。
「もしかして、ピアニストのウォンさんですよね。私、フアンなんです」 
その女性の声はそれなりに大きかったので、周りの乗客は私をジロジロ見ながら「知らないな〜」とでも言いたげだった。
私的には疲労と風邪で相手にするのも面倒だ。
中途半端に有名だと本当に面倒だ、、、

 女性は私が風邪であることを察し
「ウォンさん、私ヒーラーなんです。是非私にエネルギーを送らせてください。きっと良くなる。」
そう言うと、いきなり私に手をかざし、何やら口でモグモグ言いながらイキミ始めた。
周りの乗客は、呆れた風で何とも言えない気配が立ち込めて、わたしも困り果ててしまった。

 私は突然、彼女の手をとって、語り始めた。
「いや、いいんです。私は治りたくないんです。
いいですか。私の魂が風邪で居たいと言っているんですよ。」
すると彼女は驚いたようにキョトンとしている。
私は優しく彼女の肩に手をおいて、話し始めた。
「私は魂の赴くままに生きているんですよ。
魂の赴くままコンサートをし、人を愛し、そして魂の赴くまま風邪をひいているんです。」
彼女の顔はますます不思議そうだ。
「例えば幼稚園の子供達は、魂の赴くまま遊び、踊り、歌い、そして風邪をひくよね。
でも、人は大人になるに連れ魂の赴くままには生きられなくなる。
勉強しなくてはいけない、感情を表してはいけない、働かねばいけない、風邪をひいてはいけない、健康でなければいけない。
そうやっていつの間にか、魂の意志にそって生きていくことを忘れてしまうんだ。
皆ゾンビになってしまうんだよ。
そうなると人は生きづらく、不安を抱えながら生きていかねばならなくなるんだよ。」

 彼女はようやく何かに気づき始めている。
「例えば君も、ご両親に愛されて、でも自由に生きることを許されなかった。なのでいつの間にか自分が誰だかわからなくなっちゃったよね。」
彼女の目は自分を見つめ始めている。
「親の言うことを聞いている時は愛されて、自分らしく生きようとすると認められなかった。
そうしている内に見捨てられることの不安と、強い承認願望に揺れる日々になっちゃった。
そんなときに出会ったのがヒーラーの道だったのかもしれない。」

 彼女は言い当てられてのだろう。
私を見てうなずいた。「でもね、どんなにスピリチュアルな目覚めがあっても、マインドは昔のまま、、
見捨てられ不安と、認められたい願望に振り回されて、それでは自分を取り戻せているとは言えないんだよ。
ありのままの自分ではないからね、、、
だからヒーリングに一生懸命になって、人を癒やし、そうすることによって自己イメージを高めようとした。
でも、いつも揺らいでいるんだよ」
どうもその通りだったようで彼女は涙ぐみ始めた。

 「もういいんだよ。過去の呪縛を解く時が来たんだ。
君は君のママで生きるんだ。
たましいの赴くままに生きれば、人に認められようが関係ない。
無意識の奥底に巣食ってしまった呪縛を、一つ一つ丁寧に手放していけばいい。
大変なことじゃない。
いそがないで毎日薄皮をはぐように、一つ一つに感謝してさよならを言おう。
そんなある時、自分が魂の赴くまま生きていることに気づき、生きていることを心から謳歌することができるようになる。
だいじょうぶ、そうなるよ。」

 彼女は涙ぐみながら頷いていた。
私はソッと彼女を引き寄せて、ハグをしてあげた。
彼女は泣きながらハグを返してきた。
素敵な瞬間だった。
乗客たちはどこかで話を聞いていたのだろうか。
身に覚えがある人がほとんどだろうけど、彼らが話をどう受け止めたのかは私のあずかり知らないことだ。
だが、突然私はやけにキツイ視線を感じて現実に引き戻された。
「おいおい、このスケベオヤジが〜〜」
おっと〜〜 私は女性を引き剥がしながら「まあ、魂の赴くまま行動してはいけない時もあるけどね、、、」などと弁解した時、夢が覚めたのだった。。。。
おわり、、、

ウォン・ウィンツァン
2015-12-29
<なぜ戦争が起きるのか?>
<なぜ戦争が起きるのか?>_f0236202_626299.jpg

田中宇氏の論評「国家と戦争、軍産イスラエル2015年12月28日」より一部をコピー・ペーストしました。

「国境線をめぐるわずかな土地の紛争をめぐり、隣接する諸国間の戦争や対立が世界中で延々と続いている。その理由は、戦争が、最も手っ取り早い国民国家装置の加速手段だからだ。力づくで領土民を支配していた封建国家と異なり、国民国家は領土民を「国民」と名づけ「主権在民」「国家の主人」とおだててその気にさせ、国家のもとにすすんで結束させ、喜んで国家に貢献させてタダ働きさせ、納税や兵役をさせることが不可欠だ。国民がその気になって(だまされて)愛国的にがんばるほど、国民国家は成功する。
 国民国家の結束を、最も簡単に促進できるのが「戦争」を使ったナショナリズムの扇動だ。「震災復興」や、五輪など「スポーツ」も、国民の結束を加速できる(だからプロパガンダ機関であるマスコミはこれらのテーマを好む)。だが「他国の脅威」を煽る方が効率が良い。世界のすべての領土紛争は、為政者が必要なときに国家を結束させるための道具として、わざと解決せずに残してある。「両国がその海域にこだわるのは海底油田があるからだ」などという解説は、大体が目くらましの誇張である。(良いガス田なら早く掘ればいいのに何もしてない) 」
by wtwong | 2015-12-29 03:49